どもmegromです。
こちらが今日の主役たち。左がオリーブ新漬け、右が絞ったオイルいわゆるエクストラバージン。それも熟したオリーブ(黒)、若いオリーブ(緑)のオイルふたつを用意。若い方は透明度がすごいです。前ブログ参照。
本日はこれを収穫&加工したメンバーで収穫祭。場所を提供してくれた「鉄板 さくら 田谷」さん(タヤさんだが通称タタニ) でこれらを活かした鉄板料理をご提供いただけることになりました。
本日のメニューは
・生牡蠣のフレッシュオリーブオイルがけ
・カプレーゼ
・スキレットと鉄板のダブルスティール焼き栗(笑)
・キノコ盛り合わせオリーブオイル和え
・サツマイモと紅芋の鉄板火入れ
・素焼き牡蠣と春菊
・甲イカの鉄板焼き
・アサリとペラオ飯の鉄板風
・番外編でまかないアサリのパスタ
これらすべてにオリーブオイルか新漬を使っています!
本日の食材たち。秋の味覚がズラリ、やばいです。
秋はスバラシイ季節ですなぁ。オリーブたちはこのためにあるのではないかと思うほどに、合わせるとたまらないハーモニーを生み出します。料理前から想像が止まりません(笑)。
まずはじめはオードブル的に生牡蠣から!
のっけからこの豪華さに一同「オー!」。ひとり二ついっちゃいます。
これにオイルをタラーリ。
まずはオイルのみでいただきます。。。
これはウマーです!オリーブオイル イイッ!フレッシュかつ繊細な芳香が口の中に広がります。しかもオイルなのに全然ベタッとしてない。さらっとして牡蠣の水分と馴染んでる。
もうひとつはタタニ特製のワインビネガーと一緒にウマーしました。
おつぎはカプレーゼ、
これにもeva soloに詰めたなおしたオリーブ(熟)オイルをタラーリ。
生のオリーブオイルを堪能できるよう、前半は非加熱でシンプル食材勝負!な料理がつづきます。まったくイタリア人はなんて組合せを発明してくれたのでしょうか。いうまでもなくベストマッチングな料理に一同、ウマー、おいしーとしか言えません。
オイル苦くなくてよかったー!最後まで心配してた。ホッと一安心。
オイルは使わなかったが、ダッチオーブンのスキレットを使って、鉄板の上でさらにじっくり火をいれる。ホコホコの焼き栗ができました。
続いてお芋ペア。これは甘みが引き出されてウマーでした。鉄板ってスゴイ。これにもオイルをかけていただきました。うーん、THE秋。
お次は、まってました!いろんなキノコの盛り合わせ!キー!
みごとな捌きで丁寧に火を入れていきます。祭りの鉄板焼きとはワケが違う。
できたー!。
これにもオイルをタラーリタラーリ。
ほふほふ、クミクミ、ううう、ウマー!秋堪能、秋に未練がなくなった、秋を終わらせてもイイ、いやウマーなら続いて欲しい(笑)。スバラシイ。それだけです。千代の富士バリの簡潔なコメント。もうなにも入りません、いや酒は必要です(笑)
シンプルに食材を焼く、塩、オイルだけでいただく。それが絶品の味わい。しかもそのオイルは自分たちでオリーブをもいで作ったもの。それがこの感動を呼びます。豊かだなぁとなんだかしみじみ思うのです。
となりのお客さんにもお裾分け。ウマーいただきました!
お次は焼き牡蠣にもタラーリ。
さらにつづくタラーリは、イカー!
ロールイカではありません。焼くと丸くなるんです、念のため。
これは予想以上、ホントにウマーでした。オイルとの相性バツグン!
そしてシメはペラオ飯〜!
ペラオ飯とはおそらくはピラフが訛ったものでして、村井弦斎先生著「食道楽」によれば土耳古(トルコ)の料理で、バターで炒めて、ダシとタマネギなどの刻んだ野菜で煮炊く料理。
今回はレシピは全く違うのですが、オリーブをご飯と一緒に炊き込んだらうまかろう、あのかほりがご飯にうつってさぞうまかろうという話が盛り上がったのだが、新漬けではちょっとどうなんだみたいな不安から、とりあえず今回は鉄板で調理したら間違いないだろうという憶測ありつつ、異国情緒を取り入れ浸りたいがために勝手にこれをペラオ飯と呼びたいという、なんだかいいわけじみた話です。
柴田書店サン「食道楽」のPDFより抜粋
最後にアサリの煮汁を混ぜ込んで、
デキター!
新漬けオリーブの歯ごたえと、そのときほとばしるオリーブ汁がウマーです。あんだけ生で食すと苦いオリーブからしっかりと香りだけが残り、なんとも懐かしい味に仕上がりました。
たっぷり4時間たべつくしました。
その後はまかないにまで突入結局午前2時まで6時間。ずーっと食べて飲んで。
タタニさんありがとう!最高の収穫祭になりました!
そして今回参加してくれたメンバーの皆さん、素晴らしいパフォーマンスかつ協力的な姿勢で臨んでくれました。ありがとう!今回収穫祭に参加できなかったメンバーにはオイルと新漬けを少々残してありますから、ご安心を。
次回は「塩漬けの解禁イベント」、夏頃にはイワシで「アンチョビ作り」なんか考えています。
こんなのが続くとfermentation meetingは醸しでみんなを楽しくする集まりって感じになってくるなぁと感じています。
今後に向けての抱負は、
オリーブを使って地域中心のコミュニケーションに使えないかと思ってます。
今回タタニさんと盛り上がったように、ほかの飲食店や働く方、住人の方々などと一緒に地域を活性化する材料になるのではないかと密かに思っていました。そのためにはもっとオリーブの木を増やして、収穫もみんなで行うなどのイベント化が必要でしょう。何でそう思ったかっていうと、やはりこの周辺は少々賑わいとしては寂しい感じが否めず、店舗も入れ替わることが多いです。うちのビルも、ビル単体でイベントを行っても限界がありますし、地域全体で盛り上がる恒例化するなどあったほうが相乗効果が高いと思うのであります。なんか儲けるっていうのではなく、楽しみを分かつってな感じでしょうか。
それには多少時間がかかるかなぁ。あまり気負わず。でも手応えは感じています。また醸しイベントにご協力下さい。ではでは。
素晴らしいレポートサンクスです!
返信削除>オリーブを使って地域中心のコミュニケーションに使えないかと思ってます。
これ賛同します。
例えば公園や道路などの公共スペース、ビルやマンションの共有スペースにオリーブの木を植える。
当然、ちゃんと実がなるような植え方の計画が必要かと思いますが。
収穫や加工をみんなで楽しむ、なんて素晴らしいことです。
幸いにもオリーブは水はけの良いところを好むのでコンクリートに囲まれた大きな花壇のようなものでも育つと思うし、あのやっかいな「渋」を抜く作業や、小さな実を手で摘む作業の場がコミュニケーションに繋がりますよね。
これ、なにかにつなげられそう。。。(わくわく感がする、、、)
メグロム先生だったら、なにか実現のチャンスありそうじゃないですか?アテクシもお手伝いしたい!!笑
ちょうど、今、
イタリアの村人祭り「サグラ」
http://kurashitefirenze.blog64.fc2.com/blog-entry-250.html
や
スペイン バスク地方の「美食クラブ」
http://www.futbol-plus-jpn.com/txokonoeao.html
が素晴らしい!っていう話題を私のブログでしていたところでした。
今回、美味しものに囲まれて大変楽しかったですが、それ以上にいろんなことを考えたいい時間だったなー。
アンチョビ企画もそろそろ具体的にします。またよろしゅうに。
日本古来の果実でもこのようなコミュニケーションにつながるものって何かないだろうか、、、
返信削除Txokoいいねぇ。
返信削除これはスバラシイ文化だね。まさか部屋ひとつ買い切ってしまうとは。よっぽど根付いていないと続かない大人の遊び、すごい!これやりたいなぁ。
学生の頃、夜な夜なひとんちに集まって、適当に酒と食材買っていって、つまみをみんなで交互に作るなんてことを自然にやってたなぁ。ひとんちの冷蔵庫あけたりして(笑)今思い返してみれば、これって、Txhokoの始まりはこんなんだったと思う。
バスクに入ったときその話を聞いていて、絶対どこかでピルピルを習いたいって思ってたんだよねぇ。ピルピルは鱈をオリーブオイルと一緒に火にかけてひたすら揺すって乳化するまで煮る料理なんだけど、その作業は男性がするという。
美食倶楽部とやらはお目にかかれず、ピルピルを名物にしているサンセバスチャンあたりは通過地点で、そのときは縁遠いものとなってしまったんだよねぇ。
あー。ピルピル!!
返信削除たしかYoutubeにウルルンの「ピルピル」作りにいった会があったよ!
ううー、すぐに検索できないなあー。。
アテクシもピルピル作りたくて干し鱈をヨーロッパから持ち帰ろうと本気で思った。笑
(スーツケースくさ)
ピルピル映像、本気で探します。見つけたら貼ります。
Txhoko、つくりたいねー。
次に生まれ変わったらバスク地方のおじさんになりたい。
たぶん次はオモニだと思うよ。
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