2011年2月8日火曜日

味噌づくりに挑戦です

清里に移住したSさんに以前いただいた手作り味噌がとても美味しくて、またつくる機会があったら呼んでください!と話をしていたのが去年の夏頃。今年の一月末にお手紙が届いて、今年は麹から育ててます、時間合ったらおいでください。ですと!

なんという気合いの入りよう。米麹をつくってしまうなんて!これは美味しい味噌ができるに違いない。Sさんのつくる味噌は本当に素晴らしくて、少し芳しい酒のような香りがして、出汁も少量ですむような旨みたっぷりの味噌なのです。市販の味噌はもう何を買ってもイマイチな印象を受けてしまうぐらいなのです。


当日は夜が明ける前の4時起きで清里へ向かうのであった。鈍行列車で約5時間。10kg入る密閉容器をガラガラと引きながら出発したのでした。



旅のお供にどんな本を持って行こうかと、前日本屋に立ち寄り買ったのが「麹のレシピ、おのみさ 著」「スープの手ほどき 和の部、辰巳芳子 著」の2冊。


麹のレシピは麹と発酵の仕組みや文化、技術を解説しつつ、麹を使ったレシピをふんだんに盛り込んだ一冊。味噌の作り方もあっさりと書いてあったりして、作る前によい予習になりました。著者は飲むのが好きとみたw


味噌ができたときにどんなものを作ろうかと、さらーとめくって買ったが、これはかなり本気度の高い本でした。書いてある言葉がとても重い。「みそ汁は、あらゆる意味で、生きてゆく明暗を分かつ食べものなのだから…」さすがスープを究めた方の言葉は違います。
レシピの後に"かんどころ"というページがあり大事なところだけは写真が入っているのもよいです。なんでもかんでも写真なのではなく。これはマスターしたい一冊。

あとは小説を数冊準備。
本を読んでいたらあっという間に到着。


あー、余裕がなくて、素敵なSさんご夫妻と家とワンコ2匹の写真を取り忘れてしましました。なにせ日帰りなのと途中からなんだかボーっとしてきたものでw
なのでみそづくりの工程のみのご紹介。


水で戻した大豆2kgを指で潰せるぐらいに煮てやわらかくします。今回は10kgの味噌をつくります。



煮汁を濾して大豆をフードプロセッサにかけ多少粗めに刻みます。



これがSさんが二日間2時間おきに様子をみながら育てた米麹です。4kgを投入。サラリと乾燥した感じのものでした。



次に塩900g。



全てをまんべんなく混ぜ合わせます。指の間からぐにゅーっとでてくるように。粘度が足りなければ大豆の煮汁を少し足します。



ぎゅうっと団子状にして空気を押し出します。



それを保存容器の底に叩きつける!こうして空気をさらに抜くそうです。空気がカビの原因になったりするようです。容器内はあらかじめアルコール度数50以上の酒を霧吹きでまんべんなく吹き付け、塩50g程度を容器壁面内に塗っておきます。



団子を繰り返し叩きつけて、親指の腹を使ってさらに空気を押しだし、保存容器に詰めていきます。



最後は再度酒を吹きつけラップ。残りの50gの塩は寝かせている間にカビが生えないようにラップ周辺に酒と一緒に使います。



ここから夏までゆっくり発酵熟成を待ちます。ムフフーとても楽しみ。容器は野田琺瑯。内蓋がついてにおい漏れを防いでくれます。



味噌づくりの後はお昼をごちそうになりました。
写真は鹿肉のシチュー。うーん美味しい、意外と臭みがない。 その他自家製のハチミツ、数種のジャムを塗ってパンをいただき、野沢菜や珍しい干し柿にチーズや柚子を巻いたものを食べ、調子に乗って終いには地元でしか飲めないワインなどもいただいてしまいました。あーでも何も写真を撮っていないー。



当日はとても天気がよく八ヶ岳もこのとおり。あー夏が待ちきれません。

2011年2月7日月曜日

築地へ行く その3

築地を後にし、酒(もちろん日本酒。紀土KIDの一升瓶を購入)と野菜を買って宴会場のフルサー先生宅へ移動。


みんなで捌きます。FM刺身部はヒラメの五枚おろしまでやっているので、そんじょそこらの魚にはおののきません。鮫型のホウボウもしかり、高級魚ノドクロもササッと捌きます。

日本酒をやりながら、少しずつ料理をつくっていきます。



まずはホウボウの刺身。淡泊だけど、旨みがしっかりあってイイ!



二匹のホウボウは立派なアラ煮に。最後まで余さず堪能しますよー。



でました白魚ー。これはヤバイす。こんなに食べたことないす。とろけるす。また食べたい一品です。



マグロブツ。まぁまあまあといったところでしょうか。



あまったマグロをこれまたあっさりスープで煮立てました。日本酒も進みますよ、フルサー先生!



これは感動の美味しさでした。ノドクロの刺身の皮目をかるくバーナーで炙りました。フルサー先生の台所はバーナーがサッと出てくるところがスゴイwもっと買えばよかったー。



そういえば、魚だけではちょっとということで、アサリも購入してたんでした。酒蒸しに。さらに酒が進みます。体が温まるー。



金目のアラ煮。こいつもうまかった。



そして本日のメイン金目鯛のしゃぶしゃぶー。さっと鍋の湯をくぐらせてポン酢をつけていただきます。もうとろけるうまさ。これももう一匹買えばよかった。ホントに残念。



写真も撮れないほどのうまさにやられっぱなしで、ろくな写真がありませんw 最後はかなり酔いも回って、ふらふらになりながら帰りましたー。春になったらまたやりましょう!

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築地へ行く その2

ちょっと大事なことを忘れていたので、このページを間にいれてみましたw築地で遊んだ人はこちらに寄ってみてください。

仕入れを終えて興奮気味の一行は築地場外で休憩。ヤスは勤務地がこの近辺で少し詳しい。はいった喫茶店はこちら。場外の路地裏の路地裏の2階、こんなところにまで店があるの?入ってみてみんな驚嘆ですw





かんっっっぜんに、昭和にワープしてますw 珈琲と雑煮ですよ。今日は雑煮は我慢。この後のために腹を空かせねばならないのです。隣で雑煮をたべているお客さんがいたが、なんだか素朴で暖まりそう。組み合わせ的にはわからないが、雑煮いいかも。マコ、おすすめです。

次こそ捌きますw

あ、そうそう、トイレはみなさんご一緒にどうぞ。鍵あけるのがめんどくさいんでねw



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築地へ行く その1

FM刺身部はかねてから検討していた!?築地探索&仕入れをkomaimuの提案で行ってきました!
1月も末の朝8時、築地に集合。寒ければ寒いほど熱い食べ物が美味しくなる季節。まずは場内の食堂街「魚がし横丁」へ。どこも行列をつくっています!が、結構明暗分かれています。おなじ寿司屋でもここまで差があっていいんでしょうか…。




われわれは行列に並ぶのは避け、温かい汁がある店に入ることに。それでも20分近く待ったでしょうか、入ったのは「かとう」という定食やさん。牡蠣どうふやら肝汁やらのメニューがそそります。





といいつつ、頼んだのは刺身定食ー。寒いところに冷たいビールで朝から乾杯(いけないことをしているようでこれがウマイw )。ほかには肝汁、ブリ照り、海鮮丼などなどー。みそ汁が胃袋を通過するたびにあったまる!くう。




腹を満たしあったまると、次は仕入れ。場内はターレット車という運搬用の三輪車がビュンビュン動き回る。ぼやっとしてると、どいてー!と怒鳴られます。場内ではあまりかたまらず、スムーズに移動しましょう。



まずは三重県産白魚!美しい。みんなみるなりヲヲー!これ食べたい!




少し歩いてお次はホウボウ。同時にノドクロ、寝姿に風格が!値段の格ももちろん違います。これらは刺身用に買いました。ほかにもマグロブツなどを購入。



そしてラスト金目鯛。こいつはしゃぶしゃぶにしようと、フルサー先生のご提案。この寒い中に鍋はイイぢゃないですかー。ホントは売りたくないけどナーとは店の主人、小売りはあんまりやらない店もあるみたいです。こんどはもっとたくさん買えるようにしよう。

その2は捌き食します。

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PLY. Catering Project その2


テーブルには全部で8品。別にスープが2品。
テーブルのものは左から
・鯛のリエット
・里芋と鶏胸肉のマスカルポーネソース
・ラルドとグリッシーニ
・豆腐の西京味噌漬け
・松風
・フムス
・ヨーグルトムースと林檎 or 洋梨のコンポート
スープが
・カリフラワーのスープ
・ジャガイモのスープ


鯛のリエット(左)、里芋と鶏胸肉のマスカルポーネソース

ラルドとグリッシーニ(左)、豆腐の西京味噌漬け

松風(左)、フムス

ヨーグルトムースと林檎 / 洋梨のコンポート

手書きの小さなキャプション

彩りと風味の薬味たち

色をいかに白くするかをはじめは考えていました。焼くより蒸した方がいいとか、味がサッパリしすぎるとか、あんばいが意外と難しく、さらに火が入って純白っていうのはかなり難しい。そんなわけで自然な白を目指しました。







みなさん思い思いに薬味をふりかけ、お好みの色や味に仕上げていました(ウーン感動ものです)。あくまで脇役ですが、パーリーを彩る一助になれたかなと思います。


Tシャツの左肩にはFMのロゴが!





paccho先生、フルサー先生お疲れ様でしたー。

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